皆さんは”つわり”と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
多くの方が、”つわり”と聞くと、ご飯が炊けた匂いが気持ち悪く「うっ…」っとトイレや洗面台に駆け込む…このような状況を思い浮かべるのではないでしょうか。普段からドラマでも見かけること多いですよね。
私も実際に妊娠するまではこのような簡単なイメージしかありませんでした。
しかも!!!
“つわり”が始まってもどうせすぐ(安定期とかになれば)落ち着くでしょ?
と、安易に考えていました。(←この時の自分を怒りたい)
そしてタイトルにあるように、私の場合は”つわり”だけではなく、“重度妊娠悪阻(じゅうどにんしんおそ)”という病気にもなりました。
私の人生の中で”死”というものが一番身近に感じた期間でもありました。
大袈裟だと思う方もいるかもしれませんが、決して大袈裟に言っている訳ではありません。”重度妊娠悪阻”は実際に亡くなる方もいます。精神状態もおかしくなります。何も自分で出来なくなるのです。
私は必死の思いでこの経験を乗り越えようとしていた時(乗り越えた時)、沢山の人に”重度妊娠悪阻”について話をしました。
でも、誰一人私が求めていた反応をしてくれませんでした。逆に「妊娠は病気じゃない」 「子どもが産まれてからの方が大変だから頑張りなさい」と言う心無い言葉で傷つくことの方が多かったです。
正直、今でもこの言葉を言われた時の悔しさを忘れられない…
でも、今思えば、私もこの壮絶な経験する前は”つわり”や”重度妊娠悪阻”の事なんで考えたこともなかったし、もし私が”重度妊娠悪阻”と言う病気になっていなかったら、ここまで深く考えていたかな…と考えた時に、答えはNoでした。
また、これまで私の周りに同じように苦しんでいた人に、私が苦しんでいた時にかけて欲しかったような言葉をその人にかけてあげられていたのか…。考えれば考えるほど、自分自身は未熟だったな、と思います。
過去に私に心無い言葉をかけてきた方達も、以前の私と同じで、私を傷つけようと思っていたわけではなく、単に知識が無かった、学ぶ機会、知る機会がなかっただけだと思います。
だからと言って人に寄り添わなくて良い(傷つけて良い)と言う訳ではありません。(もちろん、寄り添わないといけない、と言う訳でもないですが…)
何が言いたいかと言うと、あれから3年…私の体も完全に回復した今…
この経験を多くの方に共有し、そうする事で同じ思いで苦しんでいる人(苦しんだ人)に全力で寄り添いたい!!!
と思い、この記事を書いています。
この記事はこのような方に読んで欲しいと思っています。
- 妊娠を検討している方
- 現在妊娠している方やそのご家族(周りにいる人)
- 過去に妊娠悪阻を周りの人に理解してもらえず苦しんだ方
この記事を多くの方にこの記事を読んでもらい、命がけで自分自身の体を変えながら体内で尊い命を守っている女性に、優しく寄り添ってあげて欲しいと思っています。
理解して欲しいと思っている人にも是非読んでもらってね!
②へ続く…
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